daigocoliの個人的な話

個人的な話なので異論は認めません。

クリーピー 偽りの隣人

2016 サスペンス

主演は西島秀俊

 

サスペンスというよりも怪物がいるホラーであるように思う。怪物といってもSFではなく実在する"西野"という主人公の引っ越し先の隣人である。ホラー作品だと思って視聴してほしい。

 

隣人の怖さ、ホラー作品見たさがある方にはおすすめできる。個人的にはまた見たいとは思わない作品であった。

 

サスペンスとホラーの違いは何かという話になる。ホラーはSF寄り、非現実的、超自然的のような感じの恐怖で、サスペンスはその逆という捉え方が一般的のように思う。なぜ、実在する西野という人間がいるにも関わらず、ホラーという表現をするのか。それは、西野は普通の人間ではない怪物であり、何を考えているのか、何をしているのか、どうやって洗脳しているのか、さっぱりわならないからである。

 

よく疑問点があがる箇所がある。それは主人公の妻が西野に依存、洗脳されていく過程だ。

妻は「西野が不気味?」という話をして、主人公は「関わらないように」と伝えます。翌日の朝、妻は昨日の残り物のシチューを渡しに西野の家を訪れます。で、玄関で何かを感じ取ってすぐ帰ります。(死体の異臭?)

関わらないようにと言われてすぐにも関わらず、西野に自ら関わりに行きます。意味がわからないですよね?西野は初見と2度目の態度が全く異なり、引き込まれる要素があったのかもしれませんが、流石に意味がわからない。西野に依存していくのはこの後にある飼い犬の脱走(西野が逃した?)の件であると思われるので、なおさら意味がわからないのである。